FC2ブログ

「従業員に対する指導及び監督」

今回は「従業員に対する指導及び監督」を取り上げる。

「企業は人なり」とは金言のひとつである。トラック運送事業を経営していく上でも、人材教育は欠かすことのできない重要な事柄であることは明白だ。

しかし、今回取り上げるのはいわゆる輸送の安全を確保するため、事業者として法令で義務付けられている教育についてである。

貨物自動車運送事業輸送安全規則第10条では、

①「貨物自動車運送事業者は、国土交通大臣が告示で定めるところにより、<略> 運転者に対する適切な指導及び監督をしなければならない。」
②「国土交通大臣が告示で定めるところにより、次に掲げる運転者に対して、<略> 特別な指導を行い、かつ、国土交通大臣が告示で定める適性診断 <略> を受けさせなければならない。」
③「非常信号用具及び消火器の取扱いについて、当該事業用自動車の乗務員に対する適切な指導をしなければならない。」
④「従業員に対し、効果的かつ適切に指導及び監督を行うため、輸送の安全に関する基本的な方針の策定その他の国土交通大臣が告示で定める措置を講じなければならない。」

運転者に対しては①②を、乗務員に対しては③をするよう求めており、従業員に対して実施するため④の方針を策定するよう定めている。なお、ここでいう乗務員とは「運転者及び事業用自動車の運転の補助に従事する従業員」である。

では、国土交通大臣の告示とはどのようなものか。
貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針(平成13年8月20日、国土交通省告示第1366号)であり、

1 トラックを運転する場合の心構え
2 トラックの運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
3 トラックの構造上の特性
4 貨物の正しい積載方法
5 過積載の危険性
6 危険物(自動車事故報告規則(昭和26 年運輸省令第104 号)第2 条第5 号に規定されたものをいう。以下同じ。)を運搬する場合に留意すべき事項
7 適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況
8 危険の予測及び回避
9 運転者の運転適性に応じた安全運転
10 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法
11 健康管理の重要性
について指導監督し、実施した日時、場所、内容、指導監督をした者、受けた者を記録し、3年間保存するよう求めている。

さらに、次の特定の運転者に対しては別途特別な指導を実施しなければならない。
ア 事故惹起運転者に対する特別な指導の内容及び時間
イ 初任運転者に対する特別な指導の内容及び時間
ウ 高齢者(65才以上)である運転者

次回は「自動車の点検整備」について考えてみたい。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kawa3.net

Author:kawa3.net
カワさんの独り言へようこそ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ご訪問ありがとうございます。
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる