FC2ブログ

「運行指示書」

しばらくご無沙汰してしまった。不定期更新ということで、お許し願いたい。

今回は「運行指示書」を取り上げる。

運行指示書について取り上げる以上、法令に定める点呼という意味をしっかりと把握しておかなければならない。

前々回、点呼については行政処分の観点から取り上げたのだが、点呼は乗務前、乗務後に『対面』で実施するのが大前提であり、やむを得ない場合には電話等により実施することとなっている。なお、乗務時間が早朝や夜間になるため対面で実施できないというのは、やむを得ない場合には含まれないことに注意しておく必要がある。

とすれば対面で実施する以上、点呼を実施する運行管理者は、当然のことながらトラックが運行している間は営業所において執務している必要がある。そうは言っても24時間、365日ずっと勤務するのは不可能であることから、実務上は補助者に点呼を実施させることになる。

いわゆる長距離運行の場合、出発時や帰着時には営業所なり車庫なりで対面で点呼をすることも可能だが、出先で(泊)を伴う場合には、対面で実施することは物理的にできない。

これに対し法令では、乗務前も乗務後も対面点呼ができない場合には、
「乗務の途中において少なくとも一回電話その他の方法により点呼を行い、略、事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な指示をしなければならない。」
と定めているが、通達ではこの場合の点呼を『中間点呼』と呼んでおり、乗務前後の点呼がいずれも対面で行えない乗務の場合のみ実施すればよいとされている。(どちらか一方が対面で実施できれば中間点呼や運行指示書は必要ないことになる。)

ただ、このような乗務を含む運行ごとに今回取り上げた運行指示書を作成し、運転者に指示し、携行させ、当初の指示内容に変更が必要となった場合には、これを電話等で指示し、運転者に変更内容を記載させることになっている。ちなみに保存期間は1年間で、営業所に保存することになっている。

具体的には
一  運行の開始及び終了の地点及び日時
二  乗務員の氏名
三  運行の経路並びに主な経過地における発車及び到着の日時
四  運行に際して注意を要する箇所の位置
五  乗務員の休憩地点及び休憩時間(休憩がある場合に限る。)
六  乗務員の運転又は業務の交替の地点(運転又は業務の交替がある場合に限る。)
七  その他運行の安全を確保するために必要な事項
を記載し、変更があればその変更の内容を記載する。

???。そう、前回取り上げた乗務記録とよく似た内容である。
根本的に違うのは、乗務記録は運行の結果であって、運行指示書は運行の計画であるということだ。あくまでも計画だから途中で変更もあり得る。もしそうであるならば、その内容も記載して保存しておけという筋道になる。

ここまでくると、長距離運行をされている事業者には非常につらい面があるかもしれない。何故なら、会社として標準運行ダイヤのようなものを策定されていたとしても、実際にはそのとおりにいかないのが長距離運行だからだ。それを承知の上で?、変更があればあったとおりその内容を記録し保存しておくことが必要だと言っているのだ。

次回は「運行」について考えてみたい。
スポンサーサイト



テーマ : 独り言
ジャンル : ブログ

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kawa3.net

Author:kawa3.net
カワさんの独り言へようこそ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ご訪問ありがとうございます。
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる